事業の主旨
若者のものづくり離れ、技術離れが見られる中、技能労働者の地位の向上を図り、若者が進んで技能者を目指す環境を整備する必要がある。また、引き続きものづくり産業が競争力を維持し、発展を遂げていくためには、産業の基盤となる高度な技能を有する技能者の育成が不可欠である。このため、若年技能者の技能の向上、技能振興機運の醸成等を図ることを目的とし、以下の事業展開を図る。
1)若年技能者の人材育成を行う企業・業界団体、教育訓練機関に対して、ものづくり分野におけるキャリア・アップ支援のため、広く若年技能者への技能指導等を行い、技能の様々な要素が盛り込まれた技能競技大会の競技課題等による演習を通じたスキルアップに取り組むとともに、こうしたものづくり技能の強化・継承を支援するため、ものづくりマイスター等の認定・登録を行い、その活用により、効果的な技能の継承や後継者の育成を行う。
2)また、地域における技能振興の取組を一層推進するため、地域関係者の創意工夫による技能尊重機運の醸成、技能士のスキルアップやレベルの向上を図るとともに、技能士を活用して技能習得機会の提供等を図る。
3)さらに、効率的に事業を進める観点から、地方公共団体や経済団体等地域関係者による連携会議を設置し、推進計画を策定の上、関係者が連携協力の下に事業を実施する。
令和4年度事業実施計画
地域技能振興事業
- 技能五輪全国大会の予選の実施等
ア. 技能五輪全国大会の予選の実施
イ. 技能五輪全国大会及び若年者ものづくり競技大会への参加支援の実施
第60回技能五輪全国大会(千葉県)11月4日(金)〜7日(月)
第17回若年者ものづくり競技大会(広島県)7月27日(水)〜29日(金) - 卓越した技能者(令和4年度現代の名工)の表彰制度の紹介コンテンツの作成支援
- 「地方初!いいもの」応援事業及びグッドスキルマーク事業の休止に伴う対応
*昨年度までの「ものづくりふれあいフェア」イベントの実施は、本年度はありません。
ものづくりマイスター事業
- 若年技能者の人材育成に係る相談・援助等
-本年度は新規開拓に力を入れた取組みを行います- - ものづくりマイスターの派遣による指導の実施
- 若者に対する「ものづくりの魅力」の発信
- 熟練技能者等による派遣指導及び「ものづくりの魅力」の発信事業の実施
*昨年までの個別の小学校・中学校を対象とした「技能教室」も本年度は実施いたしません。